チェロとピアノによるオンラインコンサート Ⅰ　～2つのチェロソナタ～

　NHK交響楽団次席チェロ奏者の藤村俊介さんと私は、元ウィーンフィルハーモニー管弦楽団首席クラリネット奏者ペーター シュミードルさんと、杉並公会堂小ホール、銀座山野楽器、鎌倉イーゲルホール、万葉の里音楽祭(奈良県)などで、ウィーンの室内楽曲の共演を重ねてきました。
　2020年の夏、予定していたコンサートは、コロナの影響でキャンセルになってしまいましたが、再び自由に往来出来る世界になり、コンサートが実現する事を願って、今出来る限りのこととして、チェロとピアノの二重奏をオンラインでお届けする事にいたしました。
　プログラムⅠでは、ベートーヴェンとブラームスのソナタをお届けします。
　お楽しみ頂けましたら幸いです。

星野英子


◆演奏曲目
1.ルードヴィヒ ヴァン ベートーヴェン　
ピアノとチェロのためのソナタ第4番　ハ長調　作品102-1
第1楽章 アンダンテ～アレグロ ヴィヴァーチェ
第2楽章 アダージョ～アンダンテ～アレグロ ヴィヴァーチェ

2.ヨハネス ブラームス　
ピアノとチェロのためのソナタ第1番　ホ短調　作品38
第1楽章 アレグロ ノン トロッポ
第2楽章 アレグレット クワジ メヌエット
第3楽章 アレグロ


◆演奏者プロフィール

藤村　俊介（チェロ） Shunsuke Fujimura /Violoncello
桐朋学園大学音楽学部卒業。チェロを安田謙一郎氏に師事。日本演奏連盟賞受賞。第５８回日本音楽コンクール・チェロ部門第２位。1989年、ＮＨＫ交響楽団入団。1993年、アフィニス文化財団の奨学生としてドイツに留学し、メロス弦楽四重奏団のペーター・ブック氏に師事。これまでにソロＣＤ「バラ色の光り輝く雲が、ゆったりと流れ」「カサド無伴奏チェロ組曲」、「ダンツァ・エスパニョーラ」、デュオ・アルバム「パッサカリア」with大宮臨太郎、等のほか、数多くリリース。現在、ＮＨＫ交響楽団次席奏者、チェロ四重奏団「ラ・クァルティーナ」メンバー。ソロ、室内楽、オーケストラ、と多彩に活躍するほか、桐朋学園大学非常勤講師、洗足学園大学客員教授、フェリス女学院大学非常勤講師として後進の指導に当たっている。

星野　英子（ピアノ）　Hideko Hoshino /Piano
ウィーン国立音楽大学ピアノ科ソリストコースKonzertfach卒業。1984年E.R.シュテパノフピアノコンクール第3位。1985年、1989年ウィーン国際ベートーヴェンピアノコンクールに入選。1990年ミュンヘン国際音楽コンクールのピアノ＋ヴァイオリン二重奏部門でセミファイナルに選出。ウィーン国立音楽大学管楽器科伴奏講師を経て、オーストリア/フォラールベルク州ホーエネムス音楽学校、ブレーゲンツの森音楽学校講師を勤める。帰国後はソリストとしてオーケストラや吹奏楽団と共演するほか、ソロリサイタルを開催。室内楽奏者としては、元ウィーンフィル首席クラリネット奏者ペーター・シュミードルをはじめ、内外のトッププレーヤーとの共演も多い。また、各種木管楽器のコンクールでは伴奏ピアニストとして、若手演奏家の育成を積極的に行っている。ピアノを瓜生幸子、A.イェンナ－、H.グラーフ、J.ディヒラー、室内楽をB.パンホーファーの各氏に師事。現在、昭和音楽大学非常勤講師。一般社団法人PTNA全日本ピアノ指導者協会会員。

公式ホームページ https://hidekohoshino.studio.site/